家族会議支援®︎の現場から

2019年10月2日

富山の相続コンサルティングのクライアント・A様の事例です。

A様から初めて相続の相談があったのは2016年の4月でした。
A様は70代女性。
いつお会いしても笑顔で迎えてくれて、心も身体もとってもお元気な方です。

【家族関係図】

A様は

「今はまだ元気だけれど、将来相続が起きた時のために今からできる準備をしておきたいの」

という気持ちを持っていました。
「でも何から進めていいかわからない」という悩みがあり、

「川口さんに間に入ってもらって我が家の相続の準備をサポートしてもらいたい」

ということで、相続コンサルティングの受任となりました。

A様名義の主な財産は、5年前に死亡したご主人から相続した自宅の土地・建物とアパートが3棟。

ご主人が亡くなった後、ご長男が会社を辞めて3棟のアパート経営を頑張っていらっしゃいます。

相続コンサルティングを進めているうちに、A様の相続準備を進めるためには、

「相続人である3人の息子さんに、A様の気持ちをしっかり伝えておく機会が必要だ」

という話になり、

「お盆に家族4人で家族会議をすること」

をひとつのゴールとして設定し、家族会議支援という形でサポートすることになり、数ヶ月かけてその準備をしました。

その年のお盆、A様と3人のお子様の4人が集まり、実際に家族会議が開催されました。
場所は3人のお子様が生まれて育ったご実家。
このご実家には今はA様が一人で暮らしています。
10年ほど前に亡くなったA様のご主人やご主人のお父様、そのまたお父様の遺影が見守る、仏間でその会議は行われました。

家族会議は、私が司会を務め、以下のような内容で進行いたしました。

・今回の家族会議が開催された理由(川口)
・A様のお気持ちを語ってもらう(A様)
・A様の相続財産の現状について(A様)
・A様のご主人から相続したアパート経営の現状と今後について(長男)
・質疑応答
・フリーディスカッション

家族会議は穏やかなムードで始まりました。
参加されている家族みなさんが温かい空気を作ってくれたおかげで、式次第に沿った進行ができました。
途中、ご長男のアパート経営に関する部分で、他の兄弟からいくつもの質問が飛びました。
ご長男は1つ1つ丁寧に答えていました。
時には次男さん・三男さんのご意見に真摯に耳を傾けていました。
お母さんも所々自由に発言され、お母さんの気持ちをしっかりと3人の息子さんにお伝えする機会になりました。
その結果、

「A様のご家族が、A様の相続対策をきっかけに、今後家族がどのように協力していくか」

というテーマに話が発展し、みんなが当事者意識をもって会議が進みました。
とても素晴らしい時間になりました。

(つづく)

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この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。