相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治です。
先日、ドクター専門のファイナンシャルプランナー・白波瀬勝之(しらはせかつゆき)さんと打ち合わせをしていたときのこと。
白波瀬さんはFP事務所 K’s Wealth Management の代表で、ドクター専門のFP。
自分では保険や不動産物件など特定の商品を販売することをせずにクライアントと顧問契約を結び、
金融商品の購入・資産運用などのアドバイスのみを行うというスタイルで、現在数十名のドクターの顧問先を持っており、
「ドクター専門の独立系FP」
という独自ポジションで、全国のドクターから厚い信頼を得ています。
私・むねお所長は白波瀬さんと数年前にある勉強会で知り合い、
FPと相続コンサルタントとして、領域は違えど商品を販売しないというお互いの立場に強く共鳴し、
それ以来仲良くさせていただいています。
そんな白波瀬さんと打ち合わせをし、その後の会食の時に、
「教育における考え方・スパルタ式vs.自主性」という話になりました。
そしてその場で白波瀬さんからある動画を紹介していただいきました。
高校ラグビーの全国大会、通称「花園」を目指す福岡県の2つの高校・東福岡高校と筑紫高校を取材した動画。
この動画(13分28秒)を観たむねお所長は非常に感動しました。
相続業界で成果を出そうと日々努力を続けている相続パーソンのあなたにも大きな示唆に富む話だと感じましたので、この記事ではむねお所長の教育論についてお伝えしますね。
スパルタ式教育のメリットとデメリット
スパルタ式教育のメリットとデメリットを考えてみましょう。
■スパルタ式教育のメリット
スパルタ式教育のメリットは「試練に打ち勝つことができる精神力を養うこと」「規律を守る心」を養うことができる点です。
特に若いうちや学生時代にスパルタ式の教育を受けることで、将来乗り越えるべき高い壁に出会った時にも、
怯まずに立ち向かうことができます。
そしてその壁を乗り越えたときに得る感動はとても大きく、恐れずにチャレンジすることは一生の財産となるでしょう。
■スパルタ式教育のデメリット
スパルタ式教育のデメリットは「自主性を失う」という点です。
言われた通りにやることはできるようになりますが、自分で考えずに指示待ちになってしまいます。
また人から言われたことをやるだけでは、いずれモチベーションが下がっていきます。
これは大きなデメリットです。
自主性教育のメリットとデメリット
次に自主性教育のメリットとデメリットについて考えてみます。
■自主性教育のメリット
自主性教育のメリットは、主体性のある人材を産むことができる点です。
主体性を発揮することの重要性は、名著「7つの習慣」にも記されています。
しかも私たちが得るべき第一の習慣が「主体性を発揮する」と書かれています。
人間は本来、周囲に何が起ころうと自分自身で判断し、言動を選択できる能力を持っている、というのが自主性教育の根源です。 特別な人、特別なトレーニングを受けた人だけが持っている能力ではなく、すべての人が元来持っている能力、それが「主体性を発揮する力」です。
自主性教育ではこの主体性を発揮する力を育むことができ、それを手にすることで人生がより良くなっていくことが、自主性教育の目指しているものです。
■自主性教育のデメリット
自主性教育は時間がかかることがデメリットです。
日本の教育は長い間、詰め込み型教育・正解重視型教育の時代がありました。
そのため日本人の多くは正解の無い世界で何かを選択し、行動することが苦手な人が多いと言われます。
自主性教育は対象の自主性を発揮するまでに時間がかかります。
本来は誰の中にもあるはずの自主性を発揮するまでに多くの時間がかかるため、指導者がその時間を待てないためにお節介をしてしまうことがあります。
この「指導者のお節介」が自主性教育の妨げになります。
これが自主性教育のデメリットです。
むねお所長の教育論
むねお所長はこう見えて(どう見えて?)、大学時代は教育学部でした。
小学校の教員免許と、中学校・高校の保健体育の教員免許を保有しています。
大学を卒業した後は教員の道には進みませんでしたが、
母校の大学のアメフト部のコーチを8年+監督を5年経験しました。
そして独立前の生命保険会社時代には、営業所長として新人教育に長く携わりました。
そして現在は、相続マーケティング研究所の所長として活動しながら、
選ばれる相続コンサルタント養成講座などを通して、相続パーソンの業績アップのために様々な情報を提供しています。
そんなむねお所長の教育論は
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方とそのための考え方を伝える」
です。
スパルタ式教育も自主性教育もメリットとデメリットがありますが、
むねお所長がそばにいる間は成果が出るけれども自分一人の足で立つことができないのでは意味がないよね、と考えています。
中長期的な視野を持って成果につながるような支援を大切にしています。
大人の世界では自分のやり方を強制する「エゴの押し付け」のような教育が至るところで垣間見られます。
相続業界でも一部そのような指導があると聞きます。
もしそうだとしたら、教育的立場の人が「教育するための教育」を受けていないからかもしれません。
むねお所長は自分がうまく行ったやり方を強制したりエゴの押し付けは絶対にしたくありません。
だからむねお所長は常に時間をお金とエネルギーを投入して
「より良い教育ができるような学び」
を継続しています。
まとめ
教育方法に唯一絶対の正解はありません。
どんな教育方法を選択するか、それは教育する立場の者の選択に委ねられています。
そして、方法よりも大切なことがあります。
それは、教育する者がどんな決意で関わっているか、です。
教育の根底は愛情であり、意思であるとむねお所長は考えています。
これからもむねお所長はクライアントの成果につながるような、
そしてクライアントの仕事はもちろん、人生そのものが豊かになるような、
そんな関わりを通してクライアントに貢献していきます。
最後に、素晴らしい動画を教えていただき、教育論について考える機会をくださった白波瀬さんに改めてお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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