相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治です。
事業を継続していくために必要なものはなんでしょう?
ヒト・モノ・カネ・情報
が必要と、一般的には言われますね。
その中でも「お金」は事業継続のためになくてはならないものでしょう。
事業に必要なお金は売上を上げることで準備します。
売上をもたらしてくれるのはお客さまです。
だからお客さまを大切にするのは当たり前のことですね。
しかし、
・お金を払ってくれるお客さまの方が私よりも上だ
・お客さまは神様だからどんな要望にも応えなければならない
このように考えているとしたら、ちょっと待ってください。
自社に不利益をもたらす顧客は切る、という選択肢を持つことは、決していけないことではありません。
いやむしろ、私たちスモールビジネスにとっては大切な考え方だと、むねお所長は考えます。
この記事では顧客を切る、という選択肢を持つ有用性についてお伝えします。
「お客さまは神様です」の本当の意味
「お客さまは神様です」
と言ったのは日本を代表する歌手の三波春夫さんです。
(若い方は知らないかもしれませんね)
お客さまは神様です、という言葉は大きな誤解を持って使われてきている言葉です。
多くの人は「お客さまは神様だから、お客さまの言うことは絶対に聞こう」
と言う意味で捉えていることでしょう。
しかしこの言葉の本当の意味はそうではありません。
三波春夫さんご自身がこの言葉の意味を後年説明しているところによると、
「舞台に立つとき、敬虔な心で神に手を合わせたときと同様に、心を昇華しなければ真実の藝は出来ない」
と言う意味なのです。
お金を払っているお客さまが一番偉い、と言う捉え方は全く当てはまらないのです。
顧客を切ることは未来を創ること
お金を払って私たちのサービスを利用してくれる顧客のほとんどは、私たちをプロとして認め、尊重してくれる方です。
しかし中には価値観が大きく違っている人が顧客になる場合もあります。
むねお所長はできる限り、価値観がズレていると感じる人に対しては契約前に
「弊社ではお役に立てそうにありませんので、どうぞ違うところに行ってください」
と、あえて契約をしないと言う選択肢を持っています。
しかし契約をした後で、サービスを提供していく上で如何ともし難い価値観のズレが露呈してしまうこともあります。
そんな時は「契約解除」をこちらから申し出ることもあります。
一部の価値観の合わないクライアントのことを考えたり、無理難題を押し付けてくるクライアントへ対応する時間やエネルギーは非常に不毛であり、負の感情を生みます。
私たちはそのようなクライアントと向き合う時間をミニマムにして(できるならゼロにして)、
もっともっと私たちにふさわしいクライアントと過ごす時間に充てるべきです。
そのために必要なこと、それが
「私にふさわしい顧客とはどんな人か?」
を明確にしておくことです。
「私にふさわしい顧客像」を心に持とう
私にふさわしい顧客像のことを、マーケティングの世界では
「ペルソナ」や「パーフェクトカスタマー」
といいます。
理想の顧客像、とも言われますが、むねお所長としては
「私にふさわしい顧客像」
という方がしっくりくるので、このように表現しています。
私にふさわしい顧客像を心に決めることは、
「貢献すべき人を明確に決めること」
とも言えます。
「お客さんになってくれるなら誰でもウェルカム!」
という姿勢では、本当にあなたを大切にしてくれる顧客とは出会えないことを、私たちはちゃんと理解しておくことが重要です。
まとめ
私たちが健全に事業を継続していくために、時には
顧客を切る
という選択肢を持つことが重要な理由についてお伝えしました。
スモールビジネスの私たち自身が日々健やかに、ゴキゲンに過ごすことで、クライアントにより良い貢献ができます。
私たちに不利益をもたらす人を顧客にしない、ということはとても重要なことだと、むねお所長は考えています。
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