マーケター目線で見た参院選|選挙も「優れるな、異なれ」

むねお所長
むねお所長
『 相続ビジネスはマーケティングでうまくいく!』

相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治
です。

先日行われた2025年夏の参議院選挙
今回の参院選は歴史的な選挙になるといわれていた通りの結果になりました。
むねお所長も個人的に非常に注目していました。

今回の選挙結果はさておき、むねお所長はこの選挙を通じて強く思ったことがあります。
それは

「ああ、やっぱり“選挙”もマーケティングなんだな」

ということ。
政治の話をしたいわけではありません。
特定の政党や候補者への支持について語るつもりもまったくありません。

ひとりのマーケターとして、
そして「選ばれる仕組み」を研究・実践している立場として、
この選挙から見えてきた大切な法則を、相続ビジネスに活かす視点でお伝えしたいと思っています。

今日の記事では
「マーケター目線で見た参院選」
についてお伝えしますね。


■「選ばれる」ことの本質とは

選挙というものは多くの人が「戦い」だと表現しますよね。
実際に
「負けられない戦い」
「勝たせてください」
と連呼する候補者の姿を、動画でたくさん見ました。

しかしマーケティング視点で見れば、選挙は戦いではありません。
1人しか当選しない選挙区で複数候補が立っていれば、
「この中の全員に勝たねばならぬ」
という発想になるのもわからないでもないですが、
そもそも選挙とは

「選ばれるかどうか」

という命題に応えるという、極めてシンプルな構造です。

  • 有権者=お客様
  • 候補者や政党=サービスやブランド
  • 投票=購入

こう置き換えると、選挙の構造はビジネスとほとんど同じだとわかります。

たとえばどれだけ素晴らしい政策(=商品)を掲げていても、
その候補者や政党のことを知り、理解し、信頼し、納得の上で投票するというプロセスを辿らないと、
有権者の投票行動には繋がらないのです。

つまり、選ばれるには「正しさ」だけではなく、「共感」や「ストーリー」が必要だということ。
それが、“選ばれる”ことの本質です。


■ 「異なること」こそが戦略そのものである

今回の選挙では、
「なんだか今までと違うな」
「既存の枠に収まっていないな」
と思わせる政党や候補者が、大きな支持を集めていました。

これは、相続マーケティング研究所でむねお所長やKahoさんが大切にしている考え方、

「優れるな、異なれ」

の実例そのものだと感じました。

他と比べて“優れている”というよりも、
他と違う視点や立場を打ち出せているかどうか。

それが、選ばれるポイントになっているのです。

中でも僕が注目したのは、ある候補者や政党のこのようなメッセージです。

「私たちの主張が気に入らない方は、どうぞ他の政党の候補を選んでください。
でも、〇〇な人にとっては私たちは唯一の選択肢であり、あなたの希望です。」

この潔さと割り切りこそが「違い」を生むんですよね。
自分たちの立場を曖昧にせず、誰に向けて発信しているのかを明確にすることで、
「これは自分に向けて言ってくれている」と感じさせることになるんです。

その結果、
「〇〇党は私の気持ちをよくわかってくれている」
という、感情的なつながりが生まれるんです。

これもまた、マーケティングの鉄則です。
ターゲットを絞り、明確なポジションを打ち出すことで、“選ばれる理由”が生まれるのです。


■ 選挙に学ぶ、マーケティングの真髄

さらに今回の選挙では、「当選=目的」ではなく、「当選=手段」として語っていた候補者が、
より多くの共感を得ていたように感じました。

「当選したい」ではなく、
「こんな社会を実現したい。そのために当選が必要だ」と語る姿勢。
このビジョンを語る力こそがマーケティングの真髄です。

ビジョンを語る人には、自然と共感が集まります。
そしてその共感が、行動(=投票)につながっていく。

「私を助けてください」
という発言する候補者もたくさん見ましたが、
そのような発言からはこの候補者は当選することが目的なの?と疑問を感じてしまいますよね。

ビジネスの現場で
「我が社の売上アップのために商品を購入してください」
と言っているのと同じだってことに早く気づいてくれたらな、と思いながら見ていました。

相続ビジネスも同じです。
目先の契約や売上アップをゴールにするのではなく、
「私は相続のサポートを通じて、こんな未来を実現したい」というビジョンがある人にこそ、人は集うのです。

また、今回印象的だったのが、
「助けてください」では若者の心は動かなかった、という点です。

代わりに響いたのは、

「一緒に、日本の未来のために立ち上がろう」

というメッセージ。

これはまさに、利他的な動機が人を動かすという、
心理学的にもマーケティング的にも裏付けられている考え方です。

「自分のために」は限界があるけれど、
「誰かのために、あなたの力が必要なんです」と言われたとき、人は自ら動きたくなる。

この構造も、相続ビジネスの現場にもそのまま当てはまりますよね。


■ あなたは、どんな「違い」で選ばれますか?

ここであなたにひとつの問いかけをします。

「あなたが選ばれる理由は何ですか?」
「その理由は、“他者との明確な違い”として明らかになっていますか?」

マーケティングとは、派手な広告でも、セールストークでもなく、
「無理な売り込みをしなくても自然に選ばれるための仕組み」のことです。

今回の選挙では、選ばれた人や政党には、必ずそこに

ビジョン・目的・戦略・一貫性・発信力・信頼の積み重ねがあった、ということ。

偶然ではなく、それらを意図して設計し、実行した人こそが、望んだ結果を手にしたのだと感じました。


■ まとめ:選ばれるために必要な視点

選挙も、ビジネスも、本質は同じです。

  • 人は「正しさ」ではなく「共感」で動く
  • 「優れる」より「異なる」が選ばれる理由になる
  • ビジョンを語る人に、共感と支持が集まる
  • 誰に向けて、なぜその仕事をしているのか――それがマーケティングの出発点

相続ビジネスにおいても、「選ばれる人」になるために、
あなたの“コンセプト”を明確にし、共感を生む発信を重ねていってください。

それこそが、持続可能でブレない相続ビジネスの基盤になります。

今日の記事ではマーケティング視点から見た2025年夏の参院選についてお伝えしました。

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この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。