
相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治です。
あなたは相続パーソンとしての明確なVisionはありますか?
Visionという言葉を聞くと、「大企業の経営理念」や「立派なスローガン」をイメージする方も多いかもしれません。
ですが、実際には我々のようにスモールビジネスで活動している相続パーソンにこそ、Visionは必要不可欠なものなのです。
相続ビジネスは「誰かの人生」に関わる仕事です。
私たちの日々の行動、選択、判断が、クライアントの未来や家族の関係に直結することもあります。
そんな大切な役割を担う私たち相続パーソンにとって、Visionは単なるお題目ではなく、目指すべき未来。
言うなれば「北極星」のような存在なんだと、むねお所長は考えています。
より具体的に言うと、私たち相続パーソンにとってのVisionとは――
「相続の仕事を通して、クライアントにどんな貢献をしているか、その具体的な未来のイメージ」
です。
Visionがあるかないかによって、私たちの毎日の過ごし方、そしてその先にある未来は大きく変わるのです。
Visionが授けてくれるものとは

Visionは私たちにこのような恩恵を授けてくれます。
1. 日々の判断に迷わない
目の前の案件にどう対応すべきか。
集客にどんな手を打つか。
今日の一日をどう過ごせばいか。
Visionがあると迷いがなくなります。
なぜなら「自分が目指す未来」に照らせば、どんな行動を選ぶべきかが明確だからです。
Visionは私たちの行動指針になります。
2. クライアントや仲間からの信頼を得られる
Visionを語れる人と語れない人の違いは明確です。
Visionを語れる相続パーソンからは、強さと信頼感が滲み出ています。
あなたが希望に満ちた表情で、キラキラとした目で、自信を持った佇まいでVisionを語るなら、
クライアントは「この人なら安心だ」と感じます。
業界の仲間は「この人と一緒にやりたい」と思ってくれます。
Visionは人を引き寄せ、巻き込む磁力にもなるのです。
3. 長期的な成果につながる
短期的な契約の受任や目先の売上だけに左右されず、仕事を着実に積み上げることができます。
一時の瞬間最大風速的な数字を求めたために、長期の成果を逃すことは、ビジネスにおいてよくあることです。
一方、Visionに基づいて判断し、行動を重ねることで、あなたの相続ビジネスそのものが強く、盤石になります。
結果として「持続可能な相続ビジネス」の構築に直結します。
4. サービスがただの商品販売ではなく「誰かを救う」という価値になる
単なる保険商品の契約や不動産の仲介、遺言書の作成、相続知識の提供にとどまらず、
「なぜそれをやるのか」
「それをすることで家族の未来にどんな違いをもたらすのか」
というストーリーが生まれます。
それがクライアントに伝わることで、サービス提供が商品販売にとどまらず、“価値”として認識されるのです。
Visionがない相続パーソンは。。。

一方で、Visionを持たない相続パーソンも数多く存在します。
残念ながら、その多くが途中でつまずいたり、消耗し、最終的には相続ビジネスからの撤退を余儀なくされます。
1. 目先の案件や売上に追われてしまう
「今の売上」だけが基準になるため、長期的な計画を立てにくくなります。
2. 提供するサービスが断片的・場当たり的になる
セミナーをやったり、リーフレットを配ったり、SNSで発信したり、HPを作ったり。
行動をすること悪くはないのですが、戦略に基づかない活動は点と点がつながらず、成果につながりにくいのです。
そのような人は、行動すればするほど、周りからチグハグに見えてしまいます。
「あの人、何屋さんかわかんないよね」
と言われてしまうのです。
3. 顧客から「代替可能な人」と見られやすい
Visionがない人は「誰でもできること」をやってしまいがちです。
すると、クライアントから「この人でなくてもいい」と思われてしまいます。
そうすると、値引きを要求され、クライアントとの信頼関係が築かれにくくなります。
4. 結果的にモチベーションが下がる
目の前の仕事に意味づけができないため、続けるほどに疲れてしまいます。
そしてその行く末には、「自分には相続ビジネスは向いていないのでは」と感じてしまうのです。
Visionを持つことの意義と最初の一歩

「Vision」と聞くと立派な文章を作らなければと思うかもしれませんが、そうではありません。
まずはあなたの心の声、魂が何を望んでいるか、耳を澄ませてください。
そしてそれを言葉にすることが第一歩です。
たとえば、
- 「10年後、クライアントに“あなたに相談してよかった”と言われて笑っていたい」
- 「地域で『相続といえば〇〇さん』と最初に思い浮かぶ存在になりたい」
- 「仲間やチームと一緒に、温かい仕事を楽しみながら続けたい」
これも立派なVisionです。
大切なのは、「自分の未来をどうありたいか」を考える時間を確保すること。
そしてそれを言葉にすること。
相続の現場はクライアントにとって不安や葛藤の多い場面です。
そんなときに、あなた自身がVisionを持っていると、クライアントは安心してあなたに身を委ね、共に歩みを進められるのです。
なのでぜひ一度、紙でもスマホでもいいので、自分のVisionを言葉にしてみてください。
最初は整った言葉じゃなくていいんです。
正直な心の声と向き合ってみてください。
「自分の相続ビジネスの10年後、どんな状態だったら理想的だろう」――
この問いに答えるだけで、あなたのVisionの輪郭は浮かび上がってきます。
まとめ
Visionとは大企業のものではありません。
スモールビジネスの相続パーソンにこそ必要な“北極星”のようなものです。
目指すべき場所であり、いつかあなたが手にする未来です。
Visionがある相続パーソンは、迷いなく判断し、信頼を集め、長期的に成果を積み上げます。
Visionがない相続パーソンは、目先に追われ、代替可能な存在に見られ、モチベーションを失いやすいのです。
周りの人に笑われたっていいじゃないですか。
最初は誰からも理解されなくていいじゃないですか。
あなただけが、そしてあなたが心から信頼する誰かだけが、
本気でその未来を見つめ、
本気でそのVisionへ到達することを求め、
本気で毎日を生きる。
そんなあなたの姿を見て、
1人、またひとりと、あなたの情熱に巻き込まれていく。
そんな人こそが、気づいたらVisionを達成してるんだと、むねお所長は信じています。
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