相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治です。
先日、某生命保険会社のセールスパーソンの方にこう聞かれました。
「むねお所長、セールスとマーケティングって、どう違うんですか?」
これは、実はとても多い質問です。
あなただったらこの質問にどう答えますか?
今回の記事では、今さら聞けない「セールス」と「マーケティング」の違いについてお届けします。
保険業界では「セールス=マーケティング」という認識を持つ人が多い

まず最初に結論から言いますと、
「セールスとマーケティングは全くの別物」
です。
私の経験では、保険業界は「セールス」と「マーケティング」の意味を混同して理解している人がとても多い業界です。
事実、私自身も独立前の保険会社時代は、セールスとマーケティングのそれぞれの意味を明確に理解できていませんでした。
その理由は、当時の私を含めて保険業界のマーケティングに関する決定的な勉強不足ということももちろんありますが、他にも理由があります。
その理由とは・・・
「営業本部長」というポストを英語表記すると・・・

私が1999年から2013年まで約14年間在籍した外資系保険会社・P社では、営業本部長というポストがありました。
営業本部長とは本社の役員で、P社の営業数字全体の責任をもつ、とても重要な役割です。
まさに「営業本部の長(おさ)」として、私たち営業職員はその人の営業力とマネジメント能力に全幅の信頼をおいていました。
営業本部長の英語表記はグーグルによると
「Sales Director」
です。
セールス全体を統括する人という意味ですね。
ところが、私の前職では、営業本部長の英語表記は
「Chief Marketing Officer」
となっていました。
これ、正しく訳すると「マーケティング最高責任者」という意味なんです。
このことから当時の私は
「マーケティングという英単語はセールスとほぼ同義なのだ」
と固く信じていました。
今の私には決してそうではない事がよくわかりますが、
この勘違いはビジネスを進める上で決定的な大怪我に繋がりかねない、重大な勘違いです。
(早く気づいてよかったと、心から思います)
このような事例が業界のあちらこちらに実在しているわけですから、そこで働く保険パーソンが
「セールスとマーケティングの意味の違いがよく分からない」
となってしまっても仕方ないですよね。
でも明確に違いますので、保険業界の方はこの機会に正しい理解をしてください。
結局「セールス」と「マーケティング」の違いって何???

「セールス」と「マーケティング」の明確な違いをストレートに言いますね。
セールス:商品を売る事
マーケティング:売り込まなくても「それ買いたいです!」という人が現れる仕組みづくり
です。
セールスはマーケティングの一部であり、マーケティングはセールスの前にすでに始まっています。
マーケティング活動の中にセールスがあり、
セールスのやり方の一つに「人的販売」という手法があり、
「人的販売を担当する人」がセールスパーソンである、という定義づけができます。
(現代ではネット販売や通信販売など、人的販売以外のセールスの手法もあります)
マーケティング活動がしっかり行われ、ビジネスモデルがしっかりと構築できていれば、セールスパーソンがいてもいなくてもセールスの目的である「商品を売る事」は可能です。
マーケティングが苦手な業界トップ3

一般によく言われることですが、マーケティングが苦手な業界トップ3は、
①保険業界
②不動産業界
③銀行
です。
「え?そんなことないでしょう」
「むしろマーケティングが得意な人が多い業界なのでは?」
と感じる方も多いかもしれませんが、この業界にいる人は正しいマーケティングを学ぶ機会に恵まれなかった可能性が非常に高いです。
営業力(社内営業も含む)に関しては抜群に高い人が多い業界ですが、ビジネス全体を考えた「マーケティング」に関しては、ほとんどの人が「自分なりのやり方=我流」でやっています。
それで高い成果を上げることはとてもすごいことです。
しかし、AIがますます存在感を増すこれからの時代は、
人間の営業力だけでは太刀打ちできない状況が必ず来ます。
この3つの業界にいる人で
「マーケティングをちゃんと体系的に学んだことがない」
というあなたは、一刻も早くマーケティングについて学ぶことをお勧めします。
特に相続業界ではセールス(無理な売り込み)で数字は伸ばせません。
相続業界で数字を伸ばそうと思ったら「マーケティングの知識が不可欠」なのだということを、
どうぞ知っておいてくださいね。
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