
相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治です。

先日、
究極の鍛錬
ジョフ・コルバン著
を読みました。
20カ国以上で翻訳され、何年も読まれ続けるロングセラーで、
この本のメッセージはシンプルですが、とても力強いものです。
「成功は才能ではなく、鍛錬によって生まれる」
モーツァルトやタイガー・ウッズ、ビル・ゲイツといった世界的な成功者の裏側にあるのは、生まれ持った天賦の才ではなく、徹底した訓練と工夫された努力の積み重ねだというのです。
この言葉を読みながら、私は
「これはまさに相続パーソンにこそ当てはまる真理だ」
と感じました。
相続ビジネスは資格や知識、キャリアといった、ある種の“才能”のように見える要素よりも、日々の鍛錬こそがその成果を決めるからです。
今日は、この本から得た学びを相続パーソンの皆さんにシェアしながら、
「相続ビジネスにおいて日々の鍛錬がどのように道を拓くのか」
についてお伝えします。
相続パーソンに必要な“鍛錬の3要素”

① プロセスに焦点を当てる
多くの相続パーソンは「売上を上げたい」「契約を取りたい」といったゴールを掲げがちです。
もちろんそれ自体は悪くありませんが、成果を生む人は売上という「結果」ではなく「プロセス」にゴールを置いています。
たとえば、
「毎週1本のブログ記事を公開する」
「毎月1回の相続セミナーを自主開催する」
こうしたプロセス目標に焦点を当てることで、自然と結果がついてくるのです。
なにしろ我々にコントロールできるのは、結果ではなくプロセスですから。
② メタ認知 ― 自分を客観視する力
鍛錬の二つ目は「メタ認知」。
これは、自分の行動や思考を外から眺めるように観察する力です。

※メタ認知という言葉は心理学用語です。
馴染みがない方はこちらをご覧ください。
メタ認知とは何か?
セミナーを録画し、「自分の話し方はどう聞こえていただろうか?」と振り返る。
クライアント面談を録音して、「質問が一方的になっていなかったか?」と検証する。
この小さな習慣が積み重なることで、自分の強みも弱みも見える化され、改善のスピードが格段に上がります。
③ 失敗からのフィードバック ― 他責にしない
鍛錬の三つ目は「失敗から学ぶ姿勢」です。
相続ビジネスは人と人との関わりですから、思ったように進まないことも多々あります。
そのときに「クライアントが悪い」「私の良さを理解できない方がおかしい」と他責にするのは簡単です。
しかし、そこで学びは止まってしまいます。
「自分が先回りすることでより信頼を築けていたらどうだったか?」
「提案の順序を変えていたら結果は違ったのではないか?」
(プレゼンテーションの場で「順番」というのがとても重要です)
こうした問いを自分に投げかけ、改善点を抽出して次に活かす。
このサイクルこそが成長のエンジンになるのです。
なぜ才能ではなく鍛錬が大事なのか

相続パーソンにとって、資格や知識は一見すると「才能」の証のように見えます。
しかし、実際に成果を上げている人は必ずしも肩書きが立派な人とは限りません。
むしろ、日々の情報発信やセミナーといった場面での小さなアクションの継続を通して鍛錬を積み重ねている人こそが、着実に成果を伸ばしています。
モーツァルトが幼少期から膨大な練習を積んでいたように、
タイガー・ウッズが毎日欠かさずスイングを磨いていたように。
偉大な成果の裏には「凡人でもできる小さな鍛錬を、凡人にはできないほど続ける」という真理があります。
相続ビジネスも同じです。
「才能」ではなく「鍛錬」が未来をつくるのです。
実践のティップス(ヒント)

では、相続パーソンが今日から取り入れられる“鍛錬”とは何でしょうか?
ここでは3つの実践的なティップス・ヒントをご紹介します。
- 小さなゴールを毎日決める
例:「クライアントとの面談が終わったあと、どんな状況だったら成功と言えるだろうか?」 - 自分を客観視する時間を取る
例:相続セミナー終了後に「自分の伝え方を振り返る5分間」を必ず設ける - 失敗を改善の材料にする
例:面談で断られた理由を「相手が悪い」とせず、自分の提案のどこを直せるかメモアプリに残す
これらはどれもシンプルですが、続けることで「鍛錬」が「習慣」に変わり、確実に成果が積み上がる、パワフルな行動です。
まとめ
才能ではなく鍛錬が未来を決める。
これは『究極の鍛錬』という本が伝えている普遍的な真理であり、相続ビジネスの世界でも例外ではありません。
資格や経験よりも、日々の小さな鍛錬の積み重ねが、あなたの未来を形づくります。
そしてその積み重ねこそが、クライアントから選ばれる相続パーソンになる道なのです。
あなたが今日からできる鍛錬は何でしょうか?
むねお所長は「週に5本のブログを書き、メルマガを配信する」という鍛錬を、これからも続けます。
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