形態は機能に従う
デザインの世界でよく使われる言葉に
「形態は機能に従う」
というものがあります。
華美で過剰なデザインをできるだけ排除して、
機能的な純粋さを追求していくと、
自然に形態や形状が定まっていく、という意味で使われます。
工業製品であれば、構造や機能を高めることで完成する製品のデザインは決まり、
使いやすさだけではなく「機能美」といえる美しい形態を併せ持つことがあります。
多くの相続コンサルタントが抱える様々な疑問
相続コンサルタントとして仕事をスタートしたら
わからないことがたくさんありますよね。
私の元には相続コンサルタントとして活動を始めた人たちから日々たくさんの質問が寄せられます。
例えば
・相続セミナーの定員は何人がいいですか?
・どんな内容のセミナーにすればいいんですか?
・セミナーの料金はいくらが妥当ですか?
・集客方法は?
・ブログって書いた方がいいんですか?
・個別相談は無料と有料、どちらがいいんですか?
・家族会議支援®️はどうやって提案するんですか?
などなど、ここでは書ききれないほど多くの質問が寄せられます。
あなたにもこのような疑問が生じた経験があるかもしれません。
そのアクションの先にある「目的」は?
例えば、
「相続セミナーの定員は何人がいいですか?」
という質問があったとします。
確かに相続セミナーは参加者数名という少人数のものから数十人、ときには数百人という大規模のものまで、様々です。
質問に対して私は必ず
「なぜ相続セミナーを開催するんですか?」
と聞きます。
相続セミナーを開催する目的を確認するのです。
その目的がしっかりと決まっていれば、相続セミナーの定員は自ずと決まります。
・知名度アップを目的とするなら、定員は多いほどいいでしょう。
・広く社会に問題提起するのが目的なら、やはり定員は多い方が望ましいですね。
・相続セミナーに参加する人に、自分の身の回りに潜む相続問題について、
気づいていないことに気づいてもらい、相続対策を実際に始めよう、
という「行動変容」を促したいなら、
定員は少ない方がいいでしょう。
目的次第で、定員が多いのも◯だし、少ないのも◯ということです。
ということは
「相続セミナーの適切な定員数には絶対解はない」
そして
「目的とアクションに一貫性があるならば、全てのアクションは最適だ」
ということができます。
手段は目的に従う
どのようなやり方がいいか、どんな手段がいいか。
それを考える時は「目的」からスタートすると間違いが起きません。
何かを成し遂げたい
↓
最適な手段は「相続セミナー」だ
↓
そのためにはこのような相続セミナーを開催しよう
↓
定員はX人、セミナーのテーマは「◯◯◯◯」だ
↓
そうするとベストな告知方法は・・・
このように考えいくと、全てが決まっていきます。
言うなれば
「手段は目的に従う」
ということなのです。
相続コンサルタントの日々の仕事は「手段と目的が一貫性を持って繋がっている」状態が望ましいですね。