死後認知がテーマの小説「希望の糸」(東野圭吾著)

むねお所長
むねお所長
『 相続ビジネスはマーケティングでうまくいく!』

相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治
です。

今日は相続パーソンにオススメの書籍を紹介します。

「希望の糸」
東野圭吾 著/講談社文庫


相続の書籍といっても読むのに相続の専門知識は必要ありません。
法律用語も知らなくて大丈夫です。
なぜなら、紹介するのは専門書ではなく小説だからです。

必要なのは専門知識ではなく法律用語でもなく、

「相続に携る者としてクライアントの気持ちを理解しようとする心」

「一人の人間として、愛する人を大切に思う気持ち」

です。

とても面白い小説なので純粋なエンターテイメントとしても楽しめるのですが、
「死後認知」がテーマの一つになっていますので、
相続パーソンとしても楽しむことができるでしょう。

ネタバレにならないように注意しつつ紹介していきたいと思います。

テーマは「死後認知」

この小説は「死後認知」がテーマになっています。
金沢の老舗旅館の先代の店主がガンに侵され、命が残り少なくなったとき、
公正証書遺言があることがわかります。

ひとり娘が若女将として旅館を切り盛りしているのですが、
その公正証書遺言の中には意外な人物の名前とともに、

「私の子なので遺言にて認知する」

という内容が書かれていたことが発覚。

いわゆる死後認知の遺言書の存在によって運命が大きく展開する人々の物語です。

とても面白い小説でしたので、むねお所長のページをめくる手が速くなりました。

エンターテイメントとして楽しむと同時に、
相続パーソンとしての教養や知見を深めることができる本でした。

現場で感じる家族関係の多様化

相続の現場でも、家族関係が複雑化していて、多様化していることを感じます。

・離婚の経験がある
・再婚していて血の繋がっていない子がいる
・子どもに恵まれず里親になり特別養子縁組をしている
・婚外子がいる

など、いろんなケースがあります。
今後はさらに家族関係が複雑化・多様化していくことでしょう。

事実と小説は違いますが、
小説を通していろんなケースを知っておくことで、
相続パーソンとして教養や知見を深めることができると、むねお所長は考えています。

「小説」は相続パーソンにオススメの趣味

むねお所長はいくつか趣味を持っているのですが、
その中の一つに「小説」があります。

ビジネス書や自己啓発書、相続・マーケティングなどの専門書なども読むのですが、
それらは自分の学びのための読書と位置付けていて、

小説は純粋に趣味として楽しんでいます。

とはいえ、美しい日本語に出会うことで日々のブログの文章力アップに繋がったり、
今日紹介したようにエンタメとして楽しみつつも相続パーソンとしての教養や知見を深めることができるという利点もあります。

加えて、小説には何人もの登場人物がいて、一つの事象に対してそれぞれの捉え方や感情が違います。
小説を読むことで多面的な物事の捉え方ができ、
一つの事象に対して様々な感情が生まれることがわかります。

これは私たち相続パーソンが相続の現場で直面することにとてもよく似ています。

例えば、父の相続対策に対して、

・父の考え
・母の考え
・長男の考え
・次男の考え
・長女の考え
・次女の考え

など、それぞれの考えに違いがあるのが当然です。

私たち相続パーソンは、教科書に書いていある通りの答えを押し付けるのが仕事ではありません。
家族の考えや感情を、お互いが相互に理解し合うための場を作り、
コミュニケーションのサポートという関わりをするのが大切な役割です。

相続コンサルタントとしての大切な役割を果たすために、
小説を読むことはとてもオススメなのです。

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この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。