プロダクトアウト?それともマーケットイン?

むねお所長
むねお所長
『 相続ビジネスはマーケティングでうまくいく!』

相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治
です。

「プロダクトアウト」

「マーケットイン」

あなたが相続ビジネスを進めていく上で知っておくと役に立つ概念です。

私自身は25歳から39歳まで14年間在籍した外資系生命保険会社時代には、
この言葉も概念についても全く知りませんでした。
独立した2013年、マーケティングの勉強を本格化してから知った概念です。

あなたはこの「プロダクトアウト」「マーケットイン」について、どれくら知っていますか?

現在も保険業界や不動産、士業の業界ではあまり話されていないこの言葉、
初めて聞いたと言う人も多いことでしょう。

この記事で詳しく解説しますので、あなたの相続ビジネスに取り入れてください。

プロダクトアウトとは?

プロダクトアウトの一般的な定義は

「自社の方針や自社の作りたい商品・作れる商品を、
自社の保有するリソース(ヒト・モノ・カネ・情報・時間)に基づいて市場に提供していくこと」

です。
モノを作ってから、どのように販売していくかを決めるスタイルです。

主に大企業が採用するモデルです。

マーケットインとは?

マーケットインの一般的な定義は、

「顧客のニーズ・要望を聞き、満たされていない顧客の思いに答える商品を開発し、提供していくこと」

です。

主にスモールビジネスが採用するモデルです。

我々スモールビジネスのオーナーは「ヒト・モノ・カネ・情報・時間」という資源が限られています。
そのため、自分の強みを活かして経営をしていく事が大切ですよね。

開業直後、または新しいサービスの開発や新しい分野への進出をするときには、自分の強みを生かすことを考えなければなりません。
ところが、「自分の強み」を考えすぎて

「自分はここが他の人より優れている」

という思いが強すぎると、

「こんなサービスが提供できるんじゃないか」
「こんな商品があったらいいんじゃないか」
「他の誰もやってないからきっと上手くいく!」

となってしまいがちです。
(これ、プロダクトアウト思考っていいます)

むねお所長も開業直後は完全に「プロダクトアウト思考」の状態でしたし、今でも気をつけないとこのような思考に陥りがちです。

自分の強みを生かした商品開発やサービスの開発・新しい分野への進出はもちろん必要なのですが、
忘れてはいけない視点、それが

「お客さんのお困り事はなんだろう?」
「お客さんはどんなサービスを必要としているのか?」
「市場は何を求めているのだろうか?
「どのようなサービスだったら選ばれるんだろう?」

というものです。
ここにピントが合っていなければ、我々スモールビジネスではなかなかうまくいきません。

(これがマーケットイン思考です)

スモールビジネスには「マーケットイン」が向いている

これを読んでいるあなたが、日本で最大の相続コンサルティング会社の経営者、もしくは大企業で相続コンサルタントをしている人ならば、プロダクトアウト思考でもいいかもしれません。

しかし全国の相続コンサルタントはほとんど全て、スモールビジネスでしょう。

スモールビジネスには決定的にマーケットイン思考が向いています。
常に現場のクライアントの状態をよく観察し、
クライアントの本音に迫り、
お困りごとの解消のために何ができるかを考えておくこと。

それがスモールビジネスの私たちがうまくいくコツ。

相続マーケティングとは、商品ではなく、クライアントの困りごとに焦点を当てるところから始まるのです。

事件は現場で起きていて、答えは現場にあるんですね。

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この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。