組んではいけない!NG士業の3つの特徴

むねお所長
むねお所長
『 相続ビジネスはマーケティングでうまくいく!』

相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治
です。

ある日相続コンサルタントAさんから、

「むねお所長!クライアントと相続コンサル契約を結びました!」

と連絡が入りました。
クライアントと良好な信頼関係を構築した上でのコンサル契約受任という結果に、Aさんはとても喜んでいました。

クライアントは相続税に関する悩みを抱えていたので、このプロジェクトは税理士の協力が不可欠ということになり、
ある会で出会った税理士に連絡をしてサポートを依頼しました。

ここまではよくある話、なんですが・・・
実は相続コンサルタントのAさん、この後大変な目に遭ってしまうのです。

この記事では、相続コンサルタントAさんの身に降りかかった実話を元に、
組んではいけないNGな士業の特徴を3つお伝えします。

まずは税理士とコンタクトをとったはいいが・・・

相続コンサルタントのAさんはある会で知り合った税理士に

「クライアントの相続税関連でアドバイスをいただける税理士を探しています。
ついてはクライアントの相続対策プロジェクトにご一緒していただけませんか?」

と伝えたところ税理士は

「わかりました、クライアントと繋いでください。
後はこちらで全てやりますので。」

と答えたそうです。

相続コンサルタントのAさんは、まずは相続税の専門家である税理士の先生にお繋ぎできたという安心感で、
早速クライアントと税理士をつなぎました。

それから数週間が経ちましたが、税理士からはあれ以来何も連絡がありません。
Aさんはその税理士に連絡して、このように質問しました。

「先日お繋ぎしたクライアントさんですが、現在どのようなところまで進んでいますか?」

するとその税理士の口から衝撃の言葉が口をついて出てきたのです…

税理士の衝撃の言葉とは!

その衝撃の言葉とは

「顧客の個人情報はお伝えできないんですよね」

というものでした(!)。

この話を聞いてあなたはどう思いましたか?
むねお所長はとても憤慨しました。

「相続コンサルタントなめんなよ」

という気持ちでした。
(暴言失礼!)

現場を直接見ていたわけではないので、100%このままのやりとりがあったのかどうかは分かりませんが、
少なくとも相続コンサルタントのAさんは税理士に対してとてもとても残念な気持ちを感じているのがとてもよくわかりました。

私・むねお所長も、たくさんの相続コンサルティングのプロジェクトで
数多くの士業の先生など専門家のみなさんとご一緒していただき、
たくさんの相続の現場を経験してきました。

その経験をもとに相続の現場で組んではいけない士業の3つのNGポイントをまとめます。

①報告がない

私がプロジェクトをご一緒した先生方は、本当に忙しい先生方ばかりなんですが、
それでもちゃんと定期的に報告や連絡をしっかりとくださいました。

クライアントとお繋ぎした相続コンサルタントに対して細やかな報告がない、
または報告する必要性を感じていない専門家とは組んではいけませんね。

②全体が見えていない

このクライアントは自社のクライアントなのか?
それともビジネスパートナーとプロジェクトを組んで一緒に進めていくクライアントなのか?

自社のクライアントならば自分が前面になることがもちろん求められるのですが、
ビジネスパートナーと協業してプロジェクトを進めていく場合は、
士業の先生は1つの部門を任されているという立ち位置です。

それを理解できない先生と組むと、今回の相続コンサルタントAさんのようなちぐはぐなプロジェクトになってしまいます。

全体を見ようとしていない、または全体を見る能力がない士業の先生もたくさんいます。
そんな先生と組んでしまったら大きな事故につながりかねないので、気をつけてください。

③抱え込む

どんな分野でも自分の仕事をオープンにしておく方が、
不可抗力の問題が起きたときにいろんな人にSOSを出しやすいものです。

相続分野でも同じです。

1人の人間にすべての仕事が集中したり、その人の仕事がブラックボックス化されてしまっていては、
結果としてプロジェクトが大きな壁にぶつかり、リカバリー不能なことさえあります。

自分の仕事を抱え込まず、オープンにしておくこと。

もちろん、slackやチャットワークなどのツールを使って
全体の見える化をプロジェクトメンバーで共有すると言う仕組み作りも、
相続コンサルタントである私たちが責任を持って整えておきたいところです。

まとめ

国家資格を持っていても、その人がビジネスパーソンとして本当に優秀かどうかは、
残念ながら別の問題です。

私たち相続コンサルタントがクライアントの困りごとを解消するにあたって、
組むべきビジネスパートナーと組んではいけないビジネスパートナーがいるのが実態です。

最高のパートナーはすぐには見つからないかもしれませんが、
時間をかけてあなたにピッタリのビジネスパートナーを探してくださいね。

またこれを読んでいるあなたが、国家資格を持っている士業の立場の方でしたら、
自分の仕事のやり方が相続コンサルタントに選ばれるものなのかどうか、
そういう視点でご自分の仕事を見直す機会にしてくださったら嬉しく思います。

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この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。