相続マーケティング研究所 むねお所長こと、
株式会社ライブリッジ 代表の川口宗治です。
先日、2022年9月21日に富山県富山市で、
家族会議支援®︎に関する有識者会議
が開催されました。
この会議は、相続の現場で私たち相続コンサルタントがクライアントと
その家族に深く関わる家族会議支援というサポートについて、
・弁護士
・司法書士
・行政書士
などの法律家の先生方に集まってもらい、
家族会議支援を進める上で注意すべきことについて、意見交換するものです。
※この会の開催の経緯はこちらをご覧ください
今回実施した家族会議支援®︎に関する有識者会議は、
ひとことでは言い尽くせないくらいたくさんの気づきがあり、
非常に素晴らしい機会になりました。
この記事では、家族会議支援®︎の有識者会議で話し合われた内容についてレポートします。
有識者会議の参加者
この有識者会議はこのようなメンバーで行われました。
・弁護士(2名)
・行政書士(2名)
・司法書士(1名)
・税理士(1名)
・相続コンサルタント(8名)
相続コンサルタントの約半数は何度も家族会議支援を行なっている人で、
残りの半分はこれから家族会議の支援に入る予定のある人でした。
法律家の先生の中には、相続コンサルタントがサポートする家族会議に同席した経験がある方も数名いました。
いずれの参加者も、家族会議支援®︎というサポートの持つ価値を信じている人でした。
有識者会議の流れ(90分間)
■開会挨拶(むねお所長)
■参加者自己紹介
■開会の経緯(むねお所長)
■弁護士法72条についての解説(A弁護士)
■弁護士の立場からみた家族会議支援®︎(B弁護士)
■グループディスカッション
■弁護士への質問タイム
■一人ひとこと
■閉会挨拶(むねお所長)
このような流れで行われました。
予定していた90分があっという間に過ぎてしまうほど熱い議論が交わされました。
参加者の気づきや意見の具体例
・相続発生後の家族会議は遺産分割協議にみられかねないので、相続コンサルタントの同席には十分気をつけるべき(弁護士)
・もし相続発生後の家族会議に同席する際は、非弁行為を一切しない旨を丁寧に説明すること(弁護士)
・その上で家族会議の同席をするなら、自分の身を守るためにも録音を推奨(司法書士)
・相続発生前の家族会議にはやはり大きな価値がある(相続コンサルタント)
・家族会議の参加者に対して、家族会議の目的や意義など、事前に十分な説明が必要(相続コンサルタント)
・相続発生後にクライアントに関わるなら、家族会議支援よりも相続対策プロジェクトのまとめ役、という立ち位置が良さそう(行政書士)
などなど、さまざまな意見が出ました。
まとめ
今回の有識者会議は本当に企画してよかったです。
参加者同士のディスカッションや弁護士への質問、その回答を聞くプロセスに大きな価値がある時間になりました。
何よりも、私たちが法令に違反する行為をこっそり行う者ではなく、
コンプライアンスを守りクライアントにより貢献するために自らこのような機会を作っていることが、
クライアントとの信頼関係の醸成や、
相続コンサルタントというプロフェッショナルな職業の確立のために、
大きな意義のあることだと再認識できました。
参加してくれた2名の弁護士は、それぞれ改めて弁護士法72条を読み込み、
事前に弁護士同士でディスカッションをした上で有識者会議に臨んでくれました。
・家族会議支援®︎をする際に弁護士法など各種法令遵守の観点で知っておくべきことは何か?
・価値あるサポートである家族会議支援®︎が、非弁行為と誤解されないために何に気をつけておけば良いか?
・社会的に意義ある活動をしている相続コンサルタントをどう守っていくか?
という観点で、わかりやすくお話しいただき、また参加者からの矢継ぎばやの質問にも丁寧に答えてくれていました。
お二人の弁護士の献身に心から感謝いたします。
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