「セールス」と「マーケティング」はどう違う?

2019年6月10日
相続の専門知識ゼロから相続コンサルタントとして起業後、
「争う相続」を防ぐための「相続対策の専門家」として、
生命保険も不動産も販売せず
「相続相談」のみで事務所運営を成功させたメソッドとビジネスモデルを用いて、
専門知識や特別な資格がなくてもクライアントに選ばれ、
・相続コンサルタント
・事業承継コンサルタント
として売上を上げる方法が知りたい!
相続分野であなたのビジネスキャリアと人柄を活かして成功とクライアントの信頼を手にしたい!
そんな望みに応える、
相続ビジネス成功プロデューサー 川口宗治です。

 

先日、某生命保険会社の社員の方に聞かれました。

「川口さん、セールスとマーケティングって、違うものなのですか?」

この質問は、実はとても多くいただく質問です。
あなたはこのような疑問はありませんか?
今回は「セールス」と「マーケティングの違い」についてお届けします。

「セールスとマーケティングは明確に、決定的に違う」

まず最初に結論から言いますと、

「セールスとマーケティングは全くの別物」

です。
あなたは「セールス」と「マーケティング」の違いを説明できますか?

保険業界では「セールス≒マーケティング」という認識を持つ人が多い

私の経験では、保険業界は「セールス」と「マーケティング」の意味を混同して理解している人がとても多い業界です。
事実、私自身も独立前の保険会社時代は、セールスとマーケティングのそれぞれの意味を明確に理解できていませんでした。
その理由は、当時の私を含めて保険業界のマーケティングに関する決定的な勉強不足ということももちろんありますが、他にも理由がありそうです。

「営業本部長」というポストを英語表記すると・・・

私が1999年から2013年まで約14年間在籍した外資系保険会社では、営業本部長というポストがありました。
本社の役員さんで、まさにP社の営業数字全体の責任をもつ、とても重要な役割です。
まさに「営業本部の長(おさ)」として、私たち営業職員はその人の営業力とマネジメント能力に全幅の信頼をおいていました。

営業本部長の英語表記はグーグルによると
「Sales Director」
です。
セールス全体を統括する人という意味ですね。

ところが、私の前職では、営業本部長の英語表記は
「Chief Marketing Officer」
となっていました。
これは直訳すると「マーケティング最高責任者」という意味です。
このことから当時の私は
「マーケティングという英単語はセールスとほぼ同義なのだ」
と固く信じていました。
今の私には決してそうではない事がよくわかりますが、
この勘違いはビジネスを進める上で決定的な大怪我に繋がりかねない、重大な勘違いです。
(早く気づいてよかったと、心から思います)

このような事例が業界のあちらこちらに実在しているわけですから、そこで働く保険パーソンが
「セールスとマーケティングの意味の違いがよく分からない」
となってしまっても仕方ないですよね。
でも明確に違いますので、保険業界の方はこの機会に正しい理解を!

結局「セールス」と「マーケティング」の違いって何???

「セールス」と「マーケティング」の明確な違いをストレートに言いますね。

セールス:商品を売る事

マーケティング:売り込まなくても「それ買いたいです!」という人が現れる仕組みづくり

です。
セールスはマーケティングの一部であり、マーケティングはセールスの前にすでに始まっています。
マーケティング活動の中にセールスがあり、
セールスのやり方の一つに「人的販売」という手法があり、
「人的販売を担当する人」がセールスパーソンである、という定義づけができます。
(現代ではネット販売や通信販売など、人的販売以外のセールスの手法もあります)

マーケティング活動がしっかり行われ、ビジネスモデルがしっかりと構築できていれば、セールスパーソンがいてもいなくてもセールスの目的である「商品を売る事」は可能です。

マーケティングが苦手な業界トップ3

私見を大幅に含みますが、マーケティングが苦手な業界トップ3は、

①保険業界
②不動産業界
③銀行

です。
「え?そんなことないでしょう」
「むしろマーケティングが得意な人が多い業界なのでは?」
と感じる方も多いかもしれませんが、この業界にいる人は正しいマーケティングを学ぶ機会に恵まれなかった可能性が非常に高いです。
営業力(社内営業も含む)に関しては抜群に高い人が多い業界ですが、ビジネス全体を考えた「マーケティング」に関しては、ほとんどの人が「自分なりのやり方=我流」でやっています。
それで高い成果を上げることはとてもすごいことです。
が、AIやFintechがますます存在感を増すこれからの時代は、営業力だけでは太刀打ちできない状況が必ず来ます。
この3つの業界にいる人で
「マーケティングをちゃんと体系的に学んだことがない」
というあなたは、一刻も早くマーケティングについて学ぶことをお勧めします。

※どうやってマーケティングを学べばいいかわからない、という方は、ページ右上の「問い合わせ」フォームから、
「マーケティングを学ぶ方法を知りたい」
とメッセージをいただければ、出来るだけあなたの現状に合った方法をお伝えします。


ライブリッジ主催 各種セミナー・講座のご案内

ライブリッジでは、あなたの相続ビジネスの段階に応じて参加できる
各種セミナーや講座を開催しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

 

この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。