相続コンサルタントという働き方

2019年6月25

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「生命保険も不動産も扱わない、中立な相続コンサルタント」
として独立してから、もうすぐ6年が経とうとしています。
この期間、様々なトライ&エラーがありましたが、現在は相続コンサルティング契約を定期的に受任し、
「相続の現場で困っている人の相談を受け解決に向かってサポートする」
という相続コンサルティングの仕事で事務所運営が成り立つようになりました。

富山という地方都市で、生命保険も不動産も扱わずに
相続コンサルティングのみで事務所運営をしているという独自のモデルが徐々に注目されるようになっているようで、
最近では全国各地にお呼びいただいて
「川口式の相続コンサルティング」や「相続コンサルタントのマーケティング」
についてお話する機会も増えてきました。

相続というビジネスマーケット

相続をビジネスマーケットとしてみた場合、私が独立した2013年当時と比べるとマーケットの注目度は比べ物にならないほど大きくなっています。
当時は相続分野をビジネスマーケットとしてとらえている人は本当に少数でしたが、現在はとても多くの人がこのマーケットに注目しています。

また、大手都銀を皮切りに金融機関で大量リストラが行われるにあたり、そこを退職した人たちの多くが相続マーケットに参入するだろう、という予測を立てている専門家もいます。
これからますます大きくなるであろう「相続マーケット」で必要とされる人、相続ビジネスに向いている人とはどのような人なのでしょうか?

相続をビジネスとしてとらえ、「大きな売上を上げる」ことは重要なことです。
そのためにいちばん手っ取り早いのは「富裕層と付き合うこと」が挙げられます。
しかし、富裕層を相手にビジネスを展開するのはとても大変です。
限られたマーケットにたくさんのライバルが展開する、いわゆる「レッドオーシャン」市場です。
それでも大きな売上に繋がるビジネスができるということは言えますので、富裕層を対象にしたビジネスを展開するのもひとつかもしれません。

しかしこれからの相続マーケットで必要とされる人は
「富裕層ではない人で、相続のことで困っている人にサポートしたい」
という気持ちを強く持っている人です。
日々相続の現場でいろんな方の相談を受けていますが、私の事務所に相談に訪れる人で、いわゆる富裕層という人は非常に少ないです。
それでも「相続」という観点で困っていることがあり、その悩みを解消するヒントが欲しい、ということで相談に来られます。
私は相続コンサルタントとして、そのような方たちの話をじっくり聴き、寄り添い、必要と思われる対策を提示し、サポートをしています。

これからの相続マーケットで必要とされる人とは

私が考える「これからの相続マーケットで必要とされる人」とは
「クライアントの話をしっかり聴くことができる人」
「相談者一人の利益のためではなく、相談者の家族みんなの利益に繋がるようなサポートにチャレンジする人」
「相続が原因で家族関係が毀損されることを避けたい、と思っている人」
というような、相続という分野に強い思いを持っている方。
そんな方がこれからの相続マーケットで求められている人物像です。

相続コンサルティングは「獲得できるスキル」

最近では全国的に「生命保険を販売しない相続コンサルティングの方法」を学びたいという保険パーソンが増えています。
また、不動産業の経営者の方で「相続コンサルティングを学びたい」という方も増えています。
保険や不動産などリテールのセールスの経験が長い方が、自分の強みを活かしながら新しい役割を果たしたいと考え、
「相続コンサルタント」という職業に注目しはじめています。
昨今はそのような方とお会いすることが増えています。
そのような方とお会いすると、
「相続で悩んでいる人の力になりたい」
「既存クライアントが相続で困らないように今から勉強したい」
という方ばかりで、私が考える「これからの相続マーケットに必要とされる人」にズバリ当てはまる人たちばかりです。
そんなみなさんに私が5年かけて確立した方法をお伝えするうちに、
「相続コンサルタントとして必要な考え方がわかりました」
「相続セミナーを定期的に自主開催することができるようになりました」
「有料で相続セミナーの講師の依頼が入りました」
「相続の個別相談が増えてきました」
「人生初の相続コンサルティング契約を受任できました」
「人生初の相続顧問契約を受任できました」
と、嬉しい報告をしてくれる人が増えてきました。

相続マーケットで必要とされる人は、
クライアントにしっかりと寄り添える人。
笑顔の相続に向かってクライアントさんと向き合える人。
あなたも相続分野で、あなたの強みを活かしながら、クライアントに価値を提供していく働き方を手にしてください。

 

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この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。