組んではいけないNGな士業の3つの特徴

相続マーケティング研究所 むねお所長こと

相続マーケティング研究所むねお所長には日々様々な相談が入ります。

以前受けたある相続コンサルタントからの相談をもとに、

相続業界で

「組んではいけないNGな士業の3つの特徴」

についてお話しします。

「組んではいけないNGな士業の3つの特徴」

ある日相続コンサルタントBさんから、

「クライアントと相続コンサル契約を結びました!」

と連絡が入りました。

クライアントと良好な信頼関係を構築した結果ですね。

そしてクライアントは相続税に関する悩みを抱えていたので、

このプロジェクトは税理士の協力が不可欠との結論にいたりました。

そして相続コンサルタントのBサンは税理士に

「このクライアントの相続税関連の相談を

あなたに乗ってもらいたいです。

ついてはプロジェクトのメンバーとしてご一緒していただけませんか?」

と伝えたところ税理士は

「わかりました、後はこちらで全てやっていくので安心してください。」

と答えたそうです。

相続コンサルタントのBさんは、

専門家の先生にお繋ぎできたと言う安心感で、
早速クライアントを税理士に紹介しました。

しばらく時間が経った後、

Bさんはその税理士に質問しました。

「先日お繋ぎ下のクライアントですが、

現在どのようなところまで進んでいますか?」

するとその税理士の口から、

衝撃の言葉が口をついて出てきたのです。

税理士の衝撃の言葉とは

その衝撃の言葉とは

「顧客の個人情報はお伝えできないんですよね」

というものでした(!)

この話を聞いてあなたはどう思いましたか?

この話を聞いて私・むねお所長は珍しくとても憤慨しました。

「なめんなよ」

という気持ちでした。(暴言失礼!)

現場を直接見ていたわけではないので、

100%このままのやりとりがあったのかどうかは分かりませんが、

少なくとも相続コンサルタントのBさんは

税理士に対してとてもとても残念な気持ちを持っていると言う事は事実のようでした。

私・むねお所長も、たくさんの相続コンサルティングのプロジェクトで

数多くの士業の先生など専門家のみなさんとご一緒していただき、

たくさんの相続の現場を経験してきました。

その経験をもとに、

相続の現場で組んではいけない執行の3つのNGポイント

をまとめます。

①報告がない

私がプロジェクトをご一緒した先生方は、

ほんとに忙しい先生方ばかりなんですが、

それでもちゃんと定期的に報告や連絡をしっかりとくださいました。

報告がない、または報告する必要性を感じていないと言う専門家とは君ではいけませんね。

②全体が見えていな

このクライアントは自社のクライアントなのか?

それともビジネスパートナーとプロジェクトを組んで一緒に進めていくクライアントなのか?

自社のクライアントならば自分が前面になることがもちろん求められるのですが、

誰かとジョイントベンチャーを組んでプロジェクトを進めていく場合は、

士業の先生は1つの部門を任されているという立ち位置を理解できない先生と組むと、

今回の相続コンサルタントBさんのようなちぐはぐなプロジェクトになってしまいます。

全体を見ようとしていない、または全体を見る能力がない執行の先生もたくさんいます。

そんな先生と組んでしまったら大きな事故につながりかねないので、

気をつけてください。

③抱え込む

どんな分野でも自分の仕事をオープンにしておく方が、

不可抗力の問題が起きたときに、いろんな人にSOSを出しやすいですよね。

相続分野でも同じです。

1人の人間にすべての仕事が集中したり、

その人の仕事がブラックボックス化されてしまっていては、

結果としてプロジェクトが大きな壁にぶつかり、リカバリー不能なことさえあります。

自分の仕事を抱え込まず、オープンにしておくこと。

もちろん、slackなどのビジネスツールを使って、

全体の見える化をプロジェクトメンバーで共有すると言う仕組み作りも、

相続コンサルタントである私たちが責任を持って整えておきたいところです。

まとめ

国家資格を持っていても、

その人がビジネスパーソンとして本当に優秀かどうかは、

残念ながら別の問題です。

私たち相続コンサルタントがクライアントの困りごとを解消するにあたって、

選ぶべきビジネスパートナーと、

選んではいけないビジネスパートナーがいることがわかりましたか?

最高のパートナーはすぐには見つからないかもしれませんが、

時間をかけてあなたにピッタリのビジネスパートナーを探してくださいね。

またこれを読んでいるあなたが、国家資格を持っている士業の立場の方でしたら、

自分の仕事のやり方が相続コンサルタントに選ばれるものなのかどうか、

そういう視点でぜひいちど自分の仕事を見直してみてください。

この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。