Strong Finish & Fast Start

相続マーケティング研究所 むねお所長こと

今年度を振り返る

本日は2021/03/31。
2021年の年度末です。
今年度は本当にいろいろなことがあった1年でしたね。
私も振り返ると感慨深いものがあります。
1年前の今頃は新型コロナウイルスが世界を震撼させ始めた頃でした。
その後全国的な休業や学校閉鎖と緊急事態宣言。
私ごとですが、京都で寮生活をしている高校生の息子がいるのですが、
学校だけではなく寮も閉鎖。
富山にもなかなか帰ってこられずに、京都駅から徒歩数分のビジネスホテルに
4月10日から5月31日まで52泊させました。
その間、ほとんど誰にも会えずにひとりきりでビジネスホテルの狭い部屋の中で、
毎日不安な気持ちで過ごしている彼がとても心配でした。
朝8時と夕方18時に必ずZoomで顔を見て10分程度話そう、と2人で決めて、
4月の彼の17歳の誕生日にノートパソコンを贈りました。
毎日朝夕、高校2年生の息子と10分ずつ顔を見て話をするなんて、
もしかしたら一緒に暮らしていてもなかなかできないことで、
思春期真っ只中の彼の心中や、進学への考えや、将来に対する大いなる不安や、明るい未来を見つめる眼差しや、
日本一を志して飛び込んだ陸上の名門校の練習の厳しさや、陸上競技に懸ける思いや、
たくさんの、本当にたくさんのことを話すことができて、
これについてはコロナの「おかげ」でこんな時間を過ごすことができました。
緊急事態宣言が開けてからもコロナ以前の生活に戻ることはありませんでした。
毎月何度も仕事で訪れていた東京にも、京都にも、全くいけない日々が続きました。
幸い、弊社は2017年からZoomを利用した有料セミナーを開催していたので、
オンラインへの対応はかなりスムーズでしたし、
以前より地方に拠点を構えながら全国のクライアントへサービスを提供していたので、
業績への悪影響は全くと言っていいほどありませんでした。
2020年11月には重い腰を上げて個人事業ライブリッジから株式会社への法人化。
2021年に入ってからは新たなクライアントやビジネスパートナーとの出会いもあり、
今までにも増して事業スピードが上がっている実感があります。
そうした中で迎えた今年度最終日です。
月並みな言い方ですが、きっと忘れられない1年になることでしょう。
あなたにとってこの1年はどんな1年でしたか?

締め切りとの戦い

私はかつて、外資系生命保険会社に営業職として勤務していました。
その会社は営業会社として名が知られており、
毎年の営業活動の締め切りに向かって、年度末は毎日深夜まで数字を追いかける日々でした。
その会社での年間の営業活動の締め切り日は3月15日。
毎年1月に入った頃から「年度末モード」に切り替わり、
支社には大量のカップラーメンの箱が置かれ、
(毎日22時や23時に営業マンが支社に戻り、その日の仕事の整理と翌日の準備のために26時ごろまで仕事をするため)、
営業所長だった私はほぼ毎日最後まで支社に残り、鍵を締めて帰る生活をしていました。
完全にブラック極まりない劣悪な労働環境ですね(笑)
(現在のP社はそのようなことはなく、時代に沿った働き方をしているそうです、ご安心ください)
その頃、よく営業所のメンバーに言っていた言葉があります。
それが
Strong Finish & Fast Start
です。
今日は外資系生保P社の営業所長だった30代の私に戻った気持ちで、
当時のむねお所長がメンバーにどんな話をしていたを振り返りますね。

Strong Finish & Fast Start

営業マンの仕事は締め切りとの戦いで、
毎週の締め切り、毎月の締め切り、四半期の締め切り、年度の締め切り・・・
いつも
「GOAL」
と書かれたテープが目に見える先に張られていて、
最後まで走りきってゴールテープを切ったと思ったら、
そのテープの反対側には
「START」
って書かれてるんだよね。
「またすぐ始まるのかよ・・・」
と思ってる暇もなく走り始めなきゃいけない、それが俺たちが選んだ営業って仕事なんだよ。
誰にやらされてるわけでもなく、自分でこの仕事を選んだんだよね、俺たちは。
人間だから
1日24時間、
1週間7日間、
1ヶ月31日間、
1年365日間、
ずーっと気を張り詰めておくことなんて求めてないし、そんなのできっこない。
時にはリフレッシュしながら、
時には自分を追い込みながら、
1年の目標に向かってやっていけばいいと思ってる。
たださ、営業マンには力を抜いちゃいけない時ってのがあるんだよな。
それが締め切り前。
残りわずかな期間を、
ダラダラ過ごすか、
それとも最後の最後まで全力で走り切るか。
この違いの積み重ねが大きな違いになるんだよな。
ダラダラしてんのか真剣に走り切ろうとしてるのか、
それって真剣な「フリ」はできるけど、
自分だけは知ってる。
本気なのか本気を装ってるだけなのかって。
周りの誰かを騙すことはできても自分は騙すことはできないんだよね。
だから、むねお所長に真剣な姿を見せるためじゃなくて、
自分自身を裏切らないために、
最後まで走り切って欲しい。
力尽きそうな時にはSOSを出してくれ。
問題が起きたら頼ってくれ。
ここにいるみんなは誰だってひとりじゃない。
仲間と一緒に、今期も最後まで走りきろうぜ。
Strong Finish した者だけに、
Fast Startのご褒美が待ってるからさ。

最後に

営業部隊の最前線で営業マンをして、
そのあとは営業マンの後方支援をしていた14年の外資系生保時代のことを思い出し、
少々熱く語ってしまいましてスミマセン(笑)
当時の厳しい環境で過ごした日々が今の自分を支えてくれてるんだな、と改めて感じました。

Strong Finish した者だけに、

Fast Startのご褒美が待ってるからさ。」
この言葉、今の自分も同じように感じています。
セミナー集客を数日前に諦めるのか、当日の朝までもがくのか。
売上目標をギリギリまで追いかけるのか?
つい最近も、自社の企画の締め切り直前まで諦めなかったために、
満員御礼でセミナー当日を迎えた若き経営者の姿を目の当たりにしました。
結果として目標を達成する時もあるし、残念ながら目標未達に終わることもあるでしょう。
でもそんなのどっちだっていいんです。
最後まで本気だった時間があるから、
正しい検証ができます。
正しい検証の先に正しい改善があります。
正しい改善のうえで新たなチャレンジができる。
だから成長するんですよね。
あなたは今年度、どんな締め括りをしますか?
あなたのStrong Finish と Fast Startを、むねお所長は応援しています*^^*

この記事を書いた人

川口 宗治

川口 宗治

株式会社ライブリッジ代表取締役。
1973年富山県生まれ。
25歳から39歳まで14年間外資系生命保険会社で
セールスとマネジメントに携わる。
2013年、40歳で独立し、ライブリッジ開業。
現在は「相続マーケティング研究所 むねお所長」
として相続ビジネスで成果をあげたい事業者に、
じわじわと確実に効果の上がる各種プログラムを提供している。
特に社員5人未満のスモールビジネスの方へのサポートが得意。
18歳からアメフトを始め、44歳までの27年間現役を続行。
趣味は焚火、スキンケア、カメラ。好きな飲み物はwhisky。